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【日本を知ろう】国體4|天皇の存在|天皇陛下のお仕事?

  • 2019年9月22日
  • 2019年11月4日
  • 國體
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天皇の「お仕事」?

前回、『天壌無窮の神勅』と『即位建都の詔』(建国の詔)の二つが、我が国の国體を最もよく表していると述べました。
前回の復習は【こちら

1.万世一系の天皇が治めるこの国は、未来永劫栄えることでしょう
2.天皇を中心(親)とし、国民を大切な宝(家族)とし、国民の利益にかなう政治を行います

 この二つですね。

記紀から読み取ると、天皇は神の系譜(皇統を継ぐ者)であり、国民の利益にかなう政治を行う存在となります。では「天皇」とは実際に何をされているのでしょう。政治を行っているのでしょうか?

大昔、天皇は実際に政治を行っていた時代もあったろうとは思います。しかし中世以降、天皇は朝廷の行う政治(武家の世になれば幕府の政治)を認証する立場に立たれました。それは現在の憲法でも同様です。政治を行っていないのなら天皇は何をするのでしょう。

日本国憲法には「天皇の国事行為」として天皇が行うことが規定されています。学校でも習いましたね。簡単に復習を。

・内閣総理大臣、最高裁判所長官の任命
・憲法、条約などの公布
・国会召集
・衆院解散
・儀式(即位の礼や新年祝賀の儀、など宗教色の排除された儀式)

などでした。

その他に、公的行為として

・国会開会式への臨席(憲法上国事行為とされているのは「国会を召集すること」)
・認証官任命式への臨席
・国民体育大会など国民的行事への臨席
・式典等公開の場で「おことば」を朗読する行為
・国内巡幸
・外国への公式訪問
・外国賓客の接受
・園遊会の主催

などがあります。

本当の「おつとめ」

これだけでも相当な仕事量です。ご高齢になられた上皇陛下にとっては大変なご負担であらせられたのでしょう。今上陛下に御譲位なされるのも理解できます。

しかし、上記に書かれている事よりもさらに重要なことを126代に渡り、延々と続けておられるのです。それは何でしょうか。それは

宮中祭祀(きゅうちゅうさいし)」

です。祭祀とは何でしょう。お祭りのことです。お祭りとは何でしょう。お祭とは、感謝や祈り、慰霊のために神仏および祖先をまつる行為(儀式)です。では宮中祭祀とは何でしょう。それは皇室のご先祖であられる神々をお祭りすることです。神道でのお祭りとは感謝の気持ちを表すことや、ご先祖さまを供養することが中心です。これまでの穢れを払い、新たな目標に向かって心機一転、決意を述べるものなのです。

では天皇は何に対してどのような感謝や祈りをささげているのでしょう。例えば元旦に行われる「四方拝」をみてみましょう。平安時代初期の嵯峨天皇の御代に宮中で始まったとされています。儀式として定着したのは宇多天皇の時代とされ、記録を見ますと以下のようであったとのことです。

元日の朝4時から行われる「四方拝」では伊勢神宮に拝礼した後、四方の諸神を拝されます。最後に父母の天皇陵(父母が健在の場合には省略)などの方向を拝し、その年の国家・国民の安康、豊作などを祈られています。

また、皇學館大学(國學院大学とともに日本に2つしかない神道系の大学)の松浦光修教授は、こう記しています。

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私たちふつうの者は、自分や自分の家族や職場や組織などのために、つまり、「自分のために祈る」ことが少なくありません。それらは結局のところ、自分や自分のまわりの人々の“現世での利益”を求める祈りですが、天皇陛下の「祈り」は、それとはまるでちがっています。
天皇陛下の「祈り」は神武天皇の昔から、ともに生きてきた国民の幸福を、さらには世界の人類の幸福を、ひたすら願う「祈り」です。目に見えない神々の世界と、目に見える国民の世界を結ぶ、果てしなく広い「祈り」です。
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このように代々「天皇」は国民の幸福や国家の安寧をひたすら祈られてきたありがたい存在なのです。しかし、この宮中祭祀は天皇の「私的行為」とされており、国事行為や公的行事の中では全く触れられていません。

我々国民の幸福を常に祈っておられる「天皇」が我が国のトップ(憲法では象徴)であられること、これは本当にしあわせなことだと思います。

次回、【日本を知ろう】國體5 はこちら↓↓↓

とうさんが敬愛してやまない、渡部昇一先生の歴史書
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