自己実現の項目
しあわせの基本事項は理解してもらえたと思う。次は自己実現の項目についてみてみよう。
④社会の中での役割がある
⑤自己成長がなされる
だったね。
存在の認知と役割
前回、存在を認められる、の項でも述べたが、素の自分を認めてくれる存在がいると強くなれる。
「しあわせ」の基本事項の一つだね。
親兄弟といった「家族」は素の自分を無条件で認めてくれうる存在だ。
しかし、一歩社会に出ると君達を無条件で認めてくれることは皆無だろう。
どうすれば認められるのか。
その時々に与えられた役割を如何に果たしてきたか、が問われる。
自己の役割に対し、誠実に、熱意を持って、それでいて朗らかに、役割を果たせたとき、認められる可能性が出てくる。
あくまで「可能性」
認知されるかどうかは、あくまで「結果」でしかない。
認められないこともある。
それにも挫けず、誠実に、熱意を持って、朗らかに、役割を果たし続けること。
そのことだけが「可能性」の、その先へ行く、唯一の道だ。
愚直に続ける
誠実に、熱意を持って、朗らかに、役割を果たし続けた結果、君の存在を良い意味で認めてくれる人がいたとしよう。
それはまだ、「君の役割」を認めてくれただけにすぎない。
さらに愚直に続けること。
「役割」の認知から「人間性」の認知へと変化が起こせるように!
そこは新たな「居場所」となろう。
社会の中で役割を果たすこと
それはふたりに新たな居場所を創り出す。
そしてそれを真剣に行うことが、各々の成長につながる。
自己成長
人は自己の成長を感じたとき、「しあわせ」を感じる。
ふたりにも経験があるだろう。
例えば鉄棒。逆上がりは少し練習すればできたね。
それでも初めてできたときは、とっても嬉しそうな顔をしていたよ。
でも、足掛け回りは結構時間がかかったね。
一時練習してもできないからしばらく時が空いて・・・さらに思い出したように猛練習。
時間がかかった分、できたとき、君の笑顔は輝いていたよ。
出来なかったことができるようになること、それは成長。
そこに自己の努力が追加されると嬉しさは倍増する。
自己成長と「しあわせ」
自己成長が「しあわせ」に繋がることには異論がないと思う。
しかし、それだけではないことを頭に入れておく必要がある。
努力-結果偏重主義
努力して、自己成長を成し遂げる。
それは「しあわせ」になる方法の一部であるととうさんは考える。
努力して自己成長・自己実現を成し遂げることこそがすべてだ!という考え。
これをとうさんは努力-結果偏重主義と名付ける。
努力と結果
努力して結果が出ると当然嬉しい。
しかし結果が伴わないこともある。特に勝敗のあるものに関しては。
努力した結果が出ないとしても、その過程での「成長」があるから。
・・・という考えもあろう。
それは確かに大切だ。勝つことよりも負けから学ぶことが多いのは事実。
ただ、とうさんが言いたいのはそこではない。
人事を尽くして天命を待つ
やることはやり切って、そのうえで全ての結果を受け止める。
この、人知の遠く及ばない、全てを委ねる受け身の姿勢。それでこそ得られる喜びというものもある。
それが幸せの共通項 ⑦受け身のしあわせを感じられる ということ。
このことについては、次節以降で詳しく述べる ↓↓↓