とうさん、がんばるぞ!  日本大好き「とうさん」の子育て奮闘記&もろもろ。

香港デモ|わかりやすく解説。雨傘革命と逃亡犯条例、香港の民主化は?

香港人とChinese |

知り合いに香港人がいる。以前話したときその方は、

「私は香港人。Chineseと一緒にして欲しくない」と言っていた。

香港とChinaは別の国、一緒にするな!ということだろう。

逃亡犯条例

今回の大規模デモは「逃亡犯条例」に端を発している。香港人に言わせると、

「中共政府が恣意的に犯罪者と認定し、支那本土への連行を可能とし、まともな裁判なしに裁くことのできる悪法」とのことだ。

これは外国人にも適応される。したがってこのブログを見て「ぜんという日本人は、中共政府に対し反逆的思考あり!」と判断された場合、とうさん香港に行ったら逮捕され支那本土で懲役刑、下手すれば死刑を食らうわけだ・・・

これでは香港で自由な言論活動など出来なくなる・・・

これに対し、香港人は「こんな悪法認めるわけにはいかない!!」と大規模デモを起こしているわけ。

イギリス統治

香港人の想いを汲むには歴史を紐解く必要がある。

1840年代にアヘン戦争があり、イギリスは清から香港の割譲を勝ち取った。

以来、1997年に返還されるまでの150年、香港は自由主義陣営での経済繁栄を謳歌した。

それに引き換え、大陸本土の中共政府は一党独裁であり、人民に自由は全くない。

返還後

イギリスからの返還後も50年間は経済活動や政治を大きく変えないとの約束をもって返還された。

そして中共政府も香港の経済的繁栄から外貨を獲得できるとの下心もあり、一国二制度を許してきた。

支那経済繁栄?

GDPの推移をみると


2007年前後から支那(グラフでは中国)GDPの伸びが著しい 。
この頃から香港人は自らの立ち位置に危機感を感じ始めた。このまま支那の躍進が続けば香港はいずれ支那に飲み込まれると・・・

香港の行政

香港行政の長、香港行政長官は選挙で選出される。

選挙というと民主的なイメージを持つが・・・。香港では返還後、間接選挙しか行われていない。1200人の選挙委員が長官を選出するのだ。
アメリカ大統領選のように国民が選んだ選挙人による間接選挙であれば民主政治と呼べる。

しかし香港のそれは・・・

1200人の選挙委員の構成は8割が中共政府の意向を受けた親中派なのである。
これでは香港行政は中共政府の思いのままだ。したがって今回の悪法「逃亡犯条例」なども提出できる。

香港人の意志とは逆に条例は成立してしまうだろう・・・

香港人の努力

これに対し、民主政治を勝ち取るために香港人も努力してきた。そもそも返還時には2007年以降の民主化が決まっていた。しかし先も述べたように、2007年あたりから経済的にも勢いを増してきた中共政府は約束を引き延ばした。が、香港人も頑張り、ついに2014年の次の選挙からは香港人による直接選挙が実施される条例が通過した。

しかし、その条例の中身は民主化とは程遠いものだった。なぜなら一人一票の選挙権こそ与えられたが、候補者の選定に問題があった・・・政府が認定した指名委員から過半数の支持を得た者しか候補者になれないのだ。

例えば日本の選挙で、共産党から指名された候補者のしか選挙に立候補できず、国民はその中からしか選ぶことができない。
そんなもの、民主的選挙と呼べるのか・・・

雨傘革命

そこで怒った学生たちは反対の声を挙げた。

今回のデモのように街に繰り出しデモを張った。警官隊が胡椒や催涙スプレーを学生に向かい発射してきたため、学生たちはそれを傘やゴーグルで防いだ、「雨傘革命」の由来だ。

しかし、一ヶ月以上に続く経済的混乱等により参加者の数も減っていき、3ヵ月近くに及ぶデモ活動は最終的に警官隊による強制排除で終了した・・・

そして今回のデモ

前回のデモは、有していない選挙権を求めるものであった。今回のデモは少しづつ減ってきてはいたが、かろうじてあった「言論の自由」や「身体の自由」を剥奪されることへの抵抗だ。香港人の本気度は前回よりも高いのではないか。

しかし、中共政府の対応も厳しい。警官隊は催涙ガスやゴム弾(ゴム弾と言っても至近距離でくらうと負傷する。実際、至近距離でくらい失明した人もいるとか・・・)をもって早々にデモ隊を攻撃してきた。

決着は・・・

中共政府はデモ隊の要求を飲んだりしないだろう。

それでなくても米中貿易戦争で習近平の支配力は低下している。
ここでデモに屈することがあれば支那全土にデモが拡がる可能性が高い。
なので中共政府はデモ隊の要求は何があっても飲まない。

雨傘革命の時は数か月かけて徐々に経済的混乱が広がり、デモの規模が縮小していった。今回も中共政府は同様の対応を取るだろう。中共政府にとって香港の価値は低下している。経済的混乱に陥ってもほおっておくのではないか・・・

民主化を成功に導くには中共政府が倒れる以外ありえないだろう。

米中貿易戦争の展開とリンクするのではないか。

がんばれトランプ! 頑張れ安倍首相!! ガンバレ香港人!!!

※ 令和元年6月15日 追記

なんと!!

香港行政府が「逃亡犯条例」の採決を延期した!

中共政府も認めたということか??

習近平の失脚も近いのか・・・

まあたぶんG20が終わるまでの延期か・・・

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