きっかけ
子育てを真剣に考え始めたきっかけは、「死ぬかもしれん」って思ったこと。
とうさん、持病があって。安倍総理と同じ病気、そう‘潰瘍性大腸炎’。結構重度・・・
潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎とは、免疫が自分の大腸を攻撃しちゃう自己免疫疾患。難病指定。
急性期(鮮血の出血あり。水様便)、寛解期(少し便は緩いが目に見える出血はない)があり、大腸の炎症を主症状とする。
とうさんのタイプ
発症から治療を経て、緩解に至り、そこから再発しないタイプもあれば、緩解―再発―緩解―再発・・・と繰り返すタイプもあり。
とうさんの場合、緩解があまりなく、ずーっと炎症が続いている状態。
ここ6年ほども、急性増悪こそないけど治療をずっと続けてます。そんなに長生きはできんかもなー・・・
死ぬかも・・・
長生きができそうにない、てなことじゃなく・・・
ほんとに「死」を意識したときが!
それは娘がまだ7ヶ月の頃・・・
ストレス?
娘が生まれたこともあり、家を建てよう!と休みの日も展示場巡りをしてた頃・・
・・・来ちゃいました急性増悪。
ストレスが溜まってたのかな。治療をしても鮮血の下血が止まらず・・・それでも頑張り・・・
身体からのサイン
最後には食いしん坊のとうさんが、水も飲めない状態に・・・
身体って不思議だね。いまは食べちゃダメだって思うんだろね。口にものを含むだけで吐き気がして。1ヵ月くらいずーーっと38度前後の微熱も続いてたし・・・。
身体からのサインは真摯に受け止めねばなりません。
免疫が・・・
食べられなくなりようやく入院。血液データが見たこともないような数値に!
白血球が3桁・・・通常成人なら4000~9000が正常値・・・
この状態では免疫機能が働かずどんな細菌に感染してもおかしくない!
様々なリスク・・・
実際、日和見感染(通常はかからない普通の細菌に感染する)のため微熱が出てました・・・
この状態で強い細菌やウイルスなどに感染すると敗血症に移行して・・・
・・・最悪「死」・・・
下血量も多量で、輸血も勧められ・・・しかし輸血には未知のウイルスに感染するリスクも・・・
入院2ヶ月
2ヶ月の入院中、最初の1ヶ月は無菌室みたいなところに入り・・・
でもなんとか輸血せず、死にもせず、無事、生還できました!
・・・主治医には感謝してもしきれません。
主治医曰く「高齢者や体力のない人なら死んでましたよ」「なんでもっと早く来なかったのっっ!」
「家を探してました」なーんて口が裂けても言えるわけがなく・・・入院したらローンが組めないって思ってたからね。
病気との付き合い
潰瘍性大腸炎とは高校1年の時からの長い長いお付き合い。
長期になると大腸がんのリスクも高まります。
なので2年に一度は大腸ファイバー(おしりからカメラ入れるやつ・・・)受けています。
大和魂!
てなことで、生まれたばかりの娘をどう一人前に育てるか。それをこそ考えてました、入院中。
意識がはっきりしない中で思い浮かんだこと、それは
「大和魂を持った子に育って欲しい」
だから・・・
色んな本を読み、どうしたら大和魂を持った子に育ってくれるか、試行錯誤。
まだまだ子供が小さいので、伝えたいことの1/100くらいしか伝えられてない。
なので
このブログを始めました。
人生の曲がり角に、立ち会ってあげられれば良いのだが・・・
立ち会えない場合に備えて、最愛の「ふたり」に遺します。
世の中のため
また、50歳のおっさんの子育てが誰かの参考にでもなれば幸いです。