「しあわせ」の基本事項
基本事項3つ。それは以下の通りだったね。
① 衣食住を満たす
② 安心して暮らせる社会がある
③ 存在を認められる
今回は、② 安心して暮らせる社会がある、について解説するよ。
ここはちょっと想いが強いので長くなるかも・・・
安心して暮らせる社会がある
安心して暮らせる社会があることは「しあわせ」になるために必要な条件だ。
当然だよね、明日の命の、というより今日の命の保証もないのでは「しあわせ」を追求するどころじゃない。
ただただ、生き延びることに全精力を費やさねばならない。
何かを期待して待つこと
とうさんの「しあわせ」の中に、
・明日、快晴の予報でゴルフに行く前の晩
というのがあったね。
とうさんゴルフ大好きだから、前日から “うきうき” しちゃう。特に明日が快晴予報ならなおさら!運動会前の小学生かってね(笑)
明日の予定が立てられる「しあわせ」
平和な世の中では、明日の予定が立てられる。
人間、いつ何があるかわからないから絶対ではないが、十中八九、明日は来る。
明日の準備をしながら、「あ~、明日楽しみだな~。ああしてこうして・・・」と楽しみは尽きないんじゃないかな。「しあわせ」だよね!
未来の「しあわせ」を想像できる喜び
このように「安心して暮らせる社会」はそこに住む人々に「明日を夢見る」という「しあわせ」を提供してくれる。
現在が苦しくとも、明日を夢見ることは心に小さな灯を与えてくれる。
安心して暮らせる喜び
このように「安心して暮らせる社会」は「しあわせ」になるための必要条件であると、とうさんは思う。
これに対してもふたりの同意は得られやすいと思う。
ここから先はちょっと難しい話が延々と続くので次に飛んでもらっても良いからね!(大学生くらいになったらこういうことも考えて欲しいな)
※↓↓しあわせの基本事項について3 に飛ぶよ↓↓
幸せになりたい?|幸せの共通項とは。幸せの基本事項について3
ほんとに日本は安心して暮らせる社会?
現在の日本は「平和」とされている。本当だろうか・・・
自衛隊だけでは日本を防衛することは不可能であり、駐留米軍に頼らざるを得ない。この一事をみても日本は真の独立国とは言えない・・・。
確かに「平和」に見える
戦後はアメリカの思惑と日本の思惑が合致し、軍事をアメリカに依存する形をとりながら経済的繁栄を成してきた。
そして今、日本は「平和」に見える・・・
日本に古くからある「病巣」
日本は平和な時代が来ると備えを怠る国民性があるようだ。
戦国時代は世界有数の鉄砲保有国であり、信長による鉄砲集団戦法などはヨーロッパより100年以上先んじており 、江戸初期は世界的に見ても軍事先進国であった。 (渡部昇一:決定版・日本史 扶桑社文庫p.137を要約)、
それが260年の太平で、諸外国に遠く及ばぬ武力に落ちてしまった。
そりゃ、19世紀に刀じゃ対抗できん・・・。
だが、危機が迫ると大団結できるというのも日本の国民性。それで植民地にならず今日まで一応「独立国」としての日本が残っている。
現在の日本と、繰り返される「病巣」
では、現在の日本はどうなのか。大東亜戦争での敗戦から70余年、日本は戦争を経験していない。そういう点では「平和」に見える。
だが、この「平和」に見える社会が、
いつまでも
何の努力もせずともここにある
あって当たり前
むしろ「平和な世に暮らす“権利”がある」とまで思っている節がある。
完全に「平和病」に侵されているとしか思えない・・・
・・・
あまつさえ、日本を護ってくれる存在である自衛隊や米軍に対し、
「人殺しの団体だー」・・・
何をかいわんや・・・である。
命を懸けて護ってくれた先人たち
先の大戦、日本人は力を合わせ戦った。
それこそ「安心して暮らせる社会」を護るため。
そこに住む、愛する我が子が、最愛の妻が、最上の愛を注いでくれた両親が、
「しあわせ」な日常 を送れるように。
侵略戦争などしていない!
ひいじいちゃん達は、侵略戦争などしていない!!
戦後、マッカーサーも証言している。米国上院軍事外交委員会という最も公式の場で。
1951年5月3日「彼ら(日本人)が戦争に飛び込んでいった動機は、大部分が安全保障(自衛)の必要に迫られてのことだったのです」(渡部昇一:決定版・日本史 扶桑社文庫 p.273から引用)
感謝を忘れず
戦争には負けたが当時の日本人が持てる力を発揮し、全世界に知らしめた。
人種差別、 “否” と。
戦後、アジア諸国は悉く独立した。日本の頑張りに奮起して。
今の日本に生きる我々は、先人への感謝を忘れることなく、その想いを継ぐ責務がある。
その想いとは
「安心して暮らせる社会」を創り、さらに良くして、後世に繋いでいく、ということだ。
日本人は意識せずとも心の中にこの想いを持っている。
仕事・ボランティア・地域活動・その他さまざまな社会活動を通し、知らず知らずに「安心して暮らせる社会」を創造していくことに関わっている。
この想いを今一度 “意識” することで日常の行いの一つ一つに自信が持てるのではなかろうか。
こういう世を、皆で創っていくことこそ「しあわせ」に繋がるのだと、とうさんは考える。