日露戦争後の日本
前回は開国から日露戦争までを見てきました(前回未読の方はこちら)日本は自主独立を保つため、また、白人キリスト教徒の異教徒・有色人種への迫害をやめさせ、有色人種の自主独立を支援するため、第一次世界大戦後の国際連盟規約に人種平等を謳うよう宣言します(受け入れられませんでしたが)。
そして、日本の自主独立と東亜諸国の共存共栄を目指し、白人キリスト教諸国と大東亜戦争を戦い抜きます。
大東亜戦争の意味
大東亜戦争は決して「太平洋戦争」ではなく、「自由主義」対「ファシズム」ではありません。「白人キリスト教徒の異教徒・有色人種への迫害・植民地主義」対「白人キリスト教徒の支配からの解放、人種平等主義」の戦いでした。
このように、日本は日本の自主独立と有色人種諸国との共存共栄を図るために大東亜戦争を戦い抜きました。本来は白人キリスト教徒諸国とも共存共栄を図りたかったのです。そのための外交を本気で行っていました。しかしながら当時の列強は既得権益(植民地政策による自国の利益)の維持をこそ優先し、さらには日本の安全保障を脅かし、日本を戦争へと引きずり込みました。
その結果、大東亜戦争を戦い、日本は敗戦します。戦争自体には負けましたが、欧米列強も大東亜戦争後、植民地の独立を許すこととなり、人種平等を唱えざるを得なくなります。日本の戦争目的は達せられたと言えるでしょう。
占領による二度目の敗戦
しかしながら、敗戦による占領政策(WGIP:War Guilt Information Program)によって洗脳された日本人は、いまだに戦勝国史観(東京裁判史観も同じ)にとらわれ、戦勝国の価値観が一番正しいと考えている人たちも多くいるようです。この点においてのみ言及すれば日本は完全なる敗北を喫したと言わざるを得ないかもしれません。
こうしてみると戦前までの日本人は我が国に誇りを持ち、国を維持することに全力を傾けたことがみてとれます。なぜでしょう。
それは日本が素晴らしい国であることを知っており、この国を維持することが子々孫々に至るまで、平和と繁栄をもたらすと信じていたからだと思います。そしてその要諦は我が国の国體にあると考えます。この国體を護ることが子孫繁栄の基盤であるとの思いを強く持ち、それをこそ護り抜いたのです。
天壌無窮を支えたものは、先人たちの“強い思い”と“命を懸けた行動”にあったのです!
次回は「日本を知ろう」最終回です。まとめとなります。