天下りのために??
参議院議員、青山繁晴氏のブログによると、アビガンの認可を拒否している理由は官僚の利権確保にあるという。この話が本当なら憤懣やるかたない。財務省の官僚といい、日本の舵取りを旧態依然とした組織体制に任せてはおけないと強く感じる。皆さんはどうお思いになるとだろうか・・・
(青山氏のブログ記事は最後に掲載してます)
アビガン
アビガンはインフルエンザ治療薬。富士フィルム富山化学が製造している。これが武漢コロナウイルス治療に効果があると各国が日本に提供を依頼している状況だ。
無償提供
日本政府はアビガンを各国に無償供与(臨床データを提供してもらう条件付)することを発表した。5月8日時点でエストニアには提供済、その他、ベルギー、イラン、ブルガリア、チェコ、トルコなど44ヵ国が手挙げしており、最終的に80ヵ国への無償供与を目指している。
無償供与への批判
「世界を使った人体実験だ」「重大な副作用がある薬のため、後で必ず責任問題となる」などの批判の声も挙がっている。しかしアビガンは日本の厳しい薬事規制を通り抜け製品として販売されている薬。各国もそれを信頼しているのだろう。確かに「催奇形性」という重大な副作用もある。催奇形性とは言葉の通り「胎児に奇形を促す可能性がある」ということ。本製剤の添付文書にもしっかり明記してある。
武漢ウイルスの特徴
今回の武漢ウイルスは60歳以上の高齢者に重篤例や死亡例が多い。60歳以上の方々がこれから子供を産むことなどほぼないであろう。ま、稀にはいるが・・・笑・・・。
蛇足だが、武漢ウイルスの感染経路は8割が接触感染とのこと。接触感染というと「人と人」との関り、と捉えてしまいそうだがそうではない。物から人への感染だ。コロナウイルスが付いている「物」に触り、その手で口や目といった粘膜を触ってしまうことで感染する・・・なので環境消毒と手洗い・手指消毒が極めて有効。
高齢者に使用
武漢ウイルスの特徴、それは重篤患者に高齢者が多いという事実。それならば催奇形性の問題を考えることなく使用してもよいだろう・・・。それなのに厚労省はアビガンのコロナウイルス薬としての認可を拒んできた。なぜ拒むのか。その答えが青山氏のブログにある。(以下引用)
青山氏のブログより
——————-アビガンの認可をめぐって ( まだ油断は禁物という趣旨のひとことを書き加えました )
(前段略)アビガンが認可されない問題について、安倍総理は加藤厚労大臣と連携しつつ、みずから直接、厚労省に厳しく問い続けました。厚労省は何を問われ、何を指示されても「分かりました」と持ち帰るだけで、何も対応が変わりません。
そこで安倍総理が加藤厚労大臣と共に手を尽くして真相を調べたところ、厚労省の薬事部門が、アビガンの製造元である富士フイルムと、富士フイルムが買収した富山化学、すなわち苦闘の末にアビガンを初めて実用化にこぎつけた富山県の地元メーカーと関係が薄いことが重大な背景となっていることが分かりました。
早い話が厚労省の本音は「富山化学なんて天下りもしていないし」ということにあるという事実が浮かび上がってきたのです。
これを内閣総理大臣が抉り出したのは、客観的にみて、一国の最高指導者による内部改革の試みと言えます。不肖ぼくは、武漢熱を契機に、厚労省が「薬事マフィア」と「医事マフィア」の利益連合体に成り果てていることをあらためて深く確認しました。祖国の主権者の健康を預かるという使命感、愛国心が決定的に欠落していることに気づかざるを得ませんでした。それを安倍総理も含めて政権中枢に問題提起してきました。(続きは下記ブログよりどうぞ)
令和2年5月4日 「青山繁晴の道すがらエッセイ」より———————–