とうさん、OAになる!
とうさん、理学療法士として病院勤務。専門は重症心身障害児や呼吸理学療法だが、一応運動器疾患も診れないことはない。
膝が痛いので病院に行くと、軽度の変形性膝関節症(以下OA)だって。
自覚症状は、疲れてるとき階段の降りなどで膝が痛い、自転車に長く乗ってると降りた後膝が痛い、ゴルフのラウンド終盤膝が痛い、等。痛みは左膝が強い。
片足立ちで軽くスクワット(30度曲げる)くらいでは膝に痛みはない。軟骨が少しすり減ってはいるだろうが骨の破壊まではない。膝周囲の筋力が低下していると、膝にかかる負担が増大し痛みにつながる。とうさんの膝の痛みは筋力不足と体重増加(5年前と比べると5kgくらい体重が増えた・・・)に原因がありそう。
体重減少はすぐには難しそうなので、膝の筋力を増強することができないかな。
OAの治療
通常、OA初期治療の第一選択はリハビリテーション。行うことは運動療法、中でも筋力トレーニングが中心となる。消炎鎮痛剤だけを処方される場合もあるが、それだけで改善する場合は少ない。薬で痛みを軽減し、効いてる間にしっかり動くことで筋肉が刺激され痛みが改善することはある。結局は運動による効果が大きいのだ。
もう少し痛みが強くなってくるとヒアルロン酸の関節内注射が選択されることもある。しかし注射をするのは痛い。あまりやりたくないな。
もっとひどくなり、日常生活にもかなり影響するようであれば手術も勧められるだろう。
筋トレをしてみる!
とうさん、一応専門家なので自分でメニューを組んでやってみる。
※誰にでも当てはまるわけではないので膝の痛みがある場合、まずは専門の病院を受診しましょう!とうさんも病院でOAの診断を受けてます。
OAの場合、膝の筋力、特に内側広筋という膝に近い内側の筋肉が弱くなっていることが多い。
まずは評価
膝の周径を測ってみる。膝のお皿(膝蓋骨)の一番上側から5cm上のところ。
なぜ5cmか。膝蓋骨から5cm上の周径は内側広筋の肥大と強い相関があるからだ。ある研究ではr=0.84の相関係数だ(0.7以上で強い相関)
令和元年6月21日
左:39.2cm 右:40.8cm
右と左では1.6cmも差がある!! 左膝のほうが痛くなりやすいのはこれが原因だな。
もひとつ評価
片足にて台からの立ち上がり。40cm台からゆっくり立ち上がる。右足は可能。左足は不可。
右足も30cm台では不可だった・・・右も弱いな・・・
トレーニング
内側広筋を促通し、その後スクワットをする。
内側広筋の促通法は以下の通り。
椅子に座り、膝を伸ばす。その姿勢から、さらに膝を伸ばす(つま先を顔に向ける方向にしたまま踵をさらに遠くにする感じ。結構思いっきり。息が止まっちゃうが止めずに息を吐き続ける)
これを6秒間、5セット。
スクワットは片脚立位からゆっくりしゃがみ込む方法を採用。手すりを持ち、ゆっくりしゃがんでいく。
最初は5回1セット。これでも多分最大筋力を発揮するので筋肉痛を起こすだろなー(6/23実際左太もも筋肉痛。大殿筋と大腿直近、内側広筋に痛みが出てる。効果ありだ)
頻度は週2回から始めよう。月・木で、とりあえず3ヵ月目標だ。
6/21〇 24日〇 27日〇 7/2〇 5日〇 8日〇 11日〇 15日〇 18日〇 22日〇 25日〇 29日× 8/1〇 5日〇 8日× 12日〇 15日〇 19日〇 22日〇 26日〇 29日× 9/2〇 5日× 9日〇 12日× 16日× 19日〇 23日〇
実施したら〇付けをこのブログ上にしていく。とうさん継続することが超苦手だからだ。こういうプレッシャーをかけねば続かないことを自覚している。
とりあえず、どうなるか。乞うご期待!

令和2年2月追記
ん~~~、やっぱり継続は難しい・・・
だが、きっちりはできてないが筋トレは続けている。
その効果は・・・この前のゴルフではサポーターを装着せず18番まで痛みなく回ることができた!!
効果があることは分かった。あとはさらなる継続あるのみ!
周径に変化はほとんどなかった・・・誤差の範囲内?